この記事を書いているのは夏ではありませんが、なんとなく夏っぽい青春学園物のゲームをやりたいと思い、夏に購入したこのゲーム。メーカーは「PULLTOP」因みに略して「ころげて」です。エロゲ変な略しかたするゲーム多いですよね。はにはにとかこんにゃくとか…
正直購入当初は内容の深さには期待していませんでした…青春ものらしく直線的だけど熱い展開を味わえればいいかな。なんて気持ちで買いましたが、いい意味で裏切られました。
目次
一言感想
このゲームの印象を一言に纏めると「丹念に調べ上げられた航空日誌」です。
良い点
言うまでもなく展開が熱いのと、専門知識を織り交ぜたゲーム自体の作り込みでしょうか。
期待した通り青春物特有の熱さがありました。個々にいい所があってそれを出し合って目的を成功させるのは王道ですけど、王道なりの良さがありますね。これを味わおうと思って買ったのでここで当初の目的を満たしてくれました。
グライダー製作に必要な基礎的な航空力学等の専門知識も分かりやすく説明されていて、それに沿って展開が進むので、辻褄が合って物語にリアリティがありました。それでこそ高専の専門知識バリバリな部員が活きるというものです。よく調べあげていると感じました。このゲームにでてくるち式だけではこのゲームの展開を描けません。
悪い点
飽きます。一番最初にやった小鳥ルートはとんでもなく面白かったのですが、それ以降のヒロインが…シナリオ的にはイスカが出てくる天音ルートがメインになってくるのですが、1番最後に残しておいたのもあるのですけど、あまり心動かされませんでした。他のルートの道筋を一切変えてしまうか、小鳥をグランドEDにして天音ルートの伏線回収も取り込んで、ここだけモーニング・グローリーのフライトを成功させるっていう方がゲームとして映えたんじゃないかなぁなんて思ったりもします。
総評(オススメ度)
オススメ度としてはまあ、過度に期待しなければオススメできるかなと。オールクリアに価値を持たせないのは如何なものか、とは思うのですが、それでも初回の小鳥ルートは鳥肌モノでした。
FDについて
flight diaryとsnow presentsについてですが、これは正直やってもやらなくてもいいと思います。
flight diaryではアフターストーリーと天音の過去編が見れます。その他、ほたる、タルタル先輩が攻略できたりです。過去編、アフターストーリーが面白いかと聞かれると…
snow presentsは小鳥のリハビリを描くのかと思いきや、描かれてはいますけどだいぶ想像と違いました(笑)
こちらはもはやころげてでは無いですね…小鳥が好きで内容は気にしないという方なら買っても良いと思います。内容とシステムには期待できません。