こんこんちきな日記

名前に意味はありません。エロゲや本などの感想を書いていけたらいいなと思います。拙い文章で申し訳ありません。

母を尋ねて三千里 感想

題名は有名ですよね。実は童話だったりするこのお話。私は知りませんでした…作者はアミーチスです。もう著作権も切れている古いお話です。

 

 目次(短いのでつける必要はないと思われますが...)

 

簡単な内容

みんな知っての通り主人公のマルコが母親に会いたい一心で旅をするお話です。

 

感想

現代の作品で、誰かの頑張りが誰かを勇気づけて救ってしまうというシナリオは多いと思います。そういったシナリオの原点とも言える内容でした。母のいる町に着くと母の様子も語られます。最後は目が離せない展開ですね。王道は王道故の良さがあるといいますか…

展開も王道で面白いのですが、やはり1800年代に発売されたこの本は今より愛国心が強く描かれております。もしかしたら、ヨーロッパは今でも愛国心が強いのかもしれません。マルコの熱意に動かされた部分はありますが、多くの場合は彼がイタリア人だったからということもあって手伝っていたように思います。手伝った方もイタリア人が多いです。そういった現代、又は2本とは少し違う思想が童話の中で感じ取れるのも面白いです。