OVERDRIVE5番目の作品、DEARDROPSです。和訳すると親愛なる雫で良いのでしょうか…因みにやる前はこちらもキラ☆キラと同じシナリオライターの瀬戸口先生が書いたと思っていたのですが、別の方が書いていらっしゃるのですね。
メーカーはOVERDRIVE。代表作はキラ☆キラ、DEARDROPS僕が天使になった理由など。
目次
一言感想
全てが曲に込められているような作品
やはり注目すべきはOPにあるヴァイオリンの部分でしょう。翔一がヴァイオリンといつ向かい合うのか期待させられながらゲームを進めていきます。曲を聞くだけで情景が浮かぶゲームもありますが、このゲームもそういったゲームです。
感想
キラ☆キラとの比較になりますが、流石にキラ☆キラの方がシナリオは良かったです。逆にDEARDROPSの良いところはやはり音楽でしょう。登場人物の音楽との向かい合い方、バンドとしての活動も非常にリアルでした。
極端なことを言ってしまえば、音楽のストーリーとして、シナリオがあるのであって、それがメインではない。シナリオも、演出も、キャラクター設定も、全てが音楽のためにあると感じました。
音楽以外の評価ですと、良いと思ったのは設定ですね。バラバラの方向を向いているバンドのメンバーが奏でる音楽が多くの人を引きつけるのは面白いですし、バンドの成り立ちや、フロイラインの設定はよく出来ていると思います。この話は音楽を救いとしているので、バンドを通して相互に救いあっているのはテーマ通りですね。