こんこんちきな日記

名前に意味はありません。エロゲや本などの感想を書いていけたらいいなと思います。拙い文章で申し訳ありません。

はっちゃけあやよさん 小ネタ&感想

「エロゲ業界を盛り上げる」という目的で覆刻作業してくださいました。ですので、復刻したあやよさんの値段は非常に安く、殆ど収益は見込めない活動だったにも関わらず、作業してくださったHARD者関係者様、主力になって進めてくださっためんそさん、その他協力者の方々ありがとうございました。

2020年、9月にDL版が配信されて以来、3ヶ月間楽しませてくれたはっちゃけあやよさんシリーズ、その魅力について語っていきたいと思います。

本記事は、関係者様のツイートや、自分で調べた情報を元に考察を踏まえて書いています。

間違いがありましたらご指摘ください。

 

目次

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はっちゃけあやよさん

3700円で売るつもりだったところを思い切って100円にしたそうです。どう思い切ったらそうなるのか。そしてシリーズ全体も全て100円という訳ではありませんが、あやよさん本も含めて全部揃えても2000円しません。

どうなっているのですか?

この作品は、文字通り「秒」で終わる作品です。

そんな作品が面白いの?と思う方が多いと思いますが、とても面白いです(当社比)

どういうところが面白いかというと、自社ネタ、謎展開&急展開、謎セリフなどなど

総じて「よく分からない」ところが面白いです。その「よく分からない」ものを勝手に「お約束」にして、後のシリーズでも当然分かるだろう、くらいのノリで使ってきます。

1からぶっ飛んだ作品ですが、その後はどうなっていくのでしょうか…

 

はっちゃけあやよさん2

〜いけないホリデイ〜

長岡健蔵先生のデビュー作です。

作中に長岡先生が登場しているそうですが、どこにいるかは分かりません!だって当時(18歳)の長岡先生を知らないんだもの。

この時のキャラクターをよく覚えておいてください(今後楽しいことになります)

この作品の面白いところは、やらしい靴屋の選択肢ですね。色々選んでみると楽しいかもしれません。

当時の美少女ゲーム業界の「原画担当」は専門の勉強をしていない方が多かったようです。

そんな中、長岡先生は昼間HARDでシナリオと作画、夜はデザイン学校というまさにハードな生活を送っていたそうです(長くはもたなかったそうですが…)

その努力が後に出す「あやよ3」の累計3万部売り上げるという快挙を成し遂げることにつながる…のだと私は思っています。

 

はっちゃけあやよさん3

〜私、逝っちゃったんです。〜

この作品は某大手のエロゲブランドが購入し、作画の研究をする程でした。

ネタ要素としては…

あれ?トモコさん…?あやよさんもこのようなキャラクターでしたっけ?

序盤にトモコさんのアホがあやのさんにうつった?ということを匂わせる会話をしています。確かに2ではトモコさんも「ですわ〜」とか言っておりましたし…深くは追求できませんが、面白いのでよし。

それまで自社ネタの多かったあやよさんシリーズですが、この作品からは世間のネタ、パロディネタが多くなってきます。古すぎて全く分かりません。

あやよ3から本当のあやよさんが始まります。

 

はっちゃけあやよさん4

〜セクシーオリンピック〜

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私は、ここからあやよさんシリーズが爆発的に面白くなったと感じました。

それこそ現代のギャグゲーにも引けを取らないくらい。まずセクシーオリンピックが意味不明ですし…

セクシーオリンピックの概要を説明すると、ご想像の通りえっちで勝負して、よく分からない基準で勝敗が決まります。

発送がアホですし、選手も変なのしかいません。

パロディネタは半分も分かりませんでした!でも面白いのでよし。

特に気に入っている所は、作中にはっちゃけあやよさんのファンの方が出てきて、ごもっともな質問で、あやよさんを質問攻めにするところです。

当時この作品は、あまり売れませんでした。理由は、おそらく沙織事件がきっかけで、そもそもブランド自体が存続していることも、認知されていなかったからだと聞きました。

因みにスタッフさんも登場しております。

タマテはおそらく玉手峰人さん、この作品のデザインを担当されている方です。

 

はっちゃけあやよさん5

〜ピカピカの小惑星

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はっちゃけあやよさんシリーズの中では最高傑作だと思っています。

理由としては

・ネタの面白さ

・作画

の2つが挙げられます。

・ネタの面白さ

3からアホの片鱗を見せ始めるあやよさんですが、この作品は、もはや狂気の沙汰です。

色々なアホ展開があるので期待できると思います。

私の好きなセリフ

「私の相手がヘタクソだったらお前ら全員ぶっ〇してやるですぅ〜」

・作画

伝説の16色ドット絵なんて呼ばれてたりもしますが、言われなければドット絵とは分からないほど精密な作画です。

長岡先生の独得な質感のある作画をドット絵で表現。オマケにアニメーションもありますので、復刻作業をしているめんそさんは本当に大変だったご様子。

終いには

「あやよ5の復刻作業やるなら新作5本出せます」

という言葉が出るほど。

本当にありがとうございました。

 

感想・総評

最初は、「昔の作品にしては」という評価で読んでいましたが、シリーズを重ねる度にレベルを上げ、どこからそう思ったのか分かりませんが、「昔の作品にしては」という考えが出てこないほど魅力的な作品に変貌していきました。

現代の作品と全然見せ方が違うので、この年代の作品もプレイしていきたいですね…

なかなか動作環境的な問題で厳しいものはあるかと思いますが、できる限り頑張ってみたいです。