やったことのあるかないかは置いておいて、名前は有名だと思っています。略称は「すまいる」
ブランド ARBATH
調べてみたところ、すまいるしか出していないようです。
目次
ポイント
誰から攻略していっても良いと思います。グランドルートはありませんし、このルートの出来が秀でて良い、というのもなかったように感じます。
評価
テーマについて
やる前はころげてと同じ、グライダーがテーマなのだと思っていました。しかし、こちらはグライダーはグライダーでもモーターグライダーと呼ばれる、名前の通りモーターを積んで飛行するグライダーです。
「飛ばしてモーニング・グロウリーを観測すること」
がころげての目標だったのに対して、
「競技会で飛ばして良い成績をあげること」
がすまいるの目標でした。
読んでいてわかる通り、競技色が強いです。
全ルートを通してモーターグライダーを知る
ヒロイン一人一人が自分の担当分野のプロフェッショナルになっていきます。全員違う分野を担当するので、全ルートをやることで、モーターグライダーというものがよく分かるようになっていきます。
深くまでテーマを追求・分かりやすく解説
上記の通り、ヒロインひとりひとりが自分の担当の専門家になっていきます。ルートによって問題の追求する内容が違ったりと、テーマについて練り込まれている印象を受けました。
基礎的な部分は図を用いて解説してあるのも分かりやすくて良かったです。
総評
強くは勧めません
評価のとおり、ゲームの骨組みはしっかりしています。ただ、残念だったのは演出が弱かったことです。ここぞという時に感動に追い込むような演出が用意されていませんでした。
この手の青春物語はシナリオが平坦になりやすい(又は、問題が起きてもその大きさがプレイヤーに伝わりにくい)ので、演出が重要だと私は考えています。
非常に惜しい、名作になるにはあと一歩足りないゲームだと感じました。